キックオフセミナー講演内容

  1. 基調講演
    講演者: 佐々木良一 S/MIME推進協議会会長 東京電機大学名誉教授 兼同大学サイバーセキュリティ研究所客員教授
    タイトル: S/MIME推進協議会発足にあたって
    講演概要: 偽メールによる被害やメールの盗み見対策のため、公開鍵暗号を利用した電子署名や安全な鍵配送の機能を持つS/MIME(Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions)が、偽メールによる被害が増加していくなかますます重要性を増していることを確認する。次に、それにもかかわらずS/MIMEが十分普及しなかった理由を分析し、S/MIMEの持つ機能のうち電子署名によるメールの作成者のなりすましやメール文の改ざんの検知機能を優先させて普及させるべき方針を固めたことを示す。そのような思いの人たちが、S/MIME推進協議会を発足させ、私が会長を務めることなったことを披露する。併せてS/MIME推進協議会の今後の活動方針を示す。
  2. 招待講演
    講演者: 辻井重男 S/MIME推進協議会顧問 中央大学研究開発機構 フェロー・機構教授 東京工業大学名誉教授
    タイトル: 真正性の文化 ー 歴史的反省から現実世界×仮想世界の広がりの考察と真正性保証のための3階層公開鍵暗号の提案
    講演概要: 現実世界×仮想世界の広がる中で、何が事実で、それを関係者がどう解釈し利用し理念構築したのかを見極めることが重要である。その基盤が、本人・本モノ性確認であり、その為、辻井は、「秘密鍵の中に本人性・本モノ性を保証する為の極秘密鍵を埋め込む3階層公開鍵」を提案しているが、その前に、小学生時代に受けた、{先生が「天皇」と言えば、さっと鉛筆を置いて姿勢を正す太平洋戦争中の教育}と「白村江敗戦(663年)以降、明治維新までの事実と歴史理念の相克」を振り返ることとする。
  3. S/MIME推進協議会事務局講演
    講演者: 諸角昌宏 S/MIME推進協議会事務局長
    タイトル: S/MIME推進協議会設立の背景、活動方針
    講演概要: 本講演では、S/MIME推進協議会設立にあたっての背景、「真正性文化」の形成に向かってのS/MIME(電子メールにおける真正性文化形成)推進の意義、S/MIME推進協議会の活動方針等について説明します。
  4. パネルディスカッション
    パネリスト: 田上利博、大泰司章、才所敏明
    モデレータ: 諸角昌宏
    パネルディスカッション概要: S/MIME推進の意義、真正性文化形成の意義、S/MIME推進の課題などについて、様々な観点で議論します。また、キックオフセミナーにお申し込み時にいただいた皆様からのご質問に対して、ディスカッションを行います。